今回アウトプットするのは、「しゅくだい」。
宗正美子さん原案で、いもとようこさんが文と絵をかかれた絵本です。
長女も、次女も大好きな絵本で、定期的に、夜の読み聞かせに、自分たちで選んできてくれます。
(ここから、絵本の内容にふれます)
この物語の主人公は、もぐらのもぐぐん。
ある日、もぐらのもぐ君が通っている、小学校で、担任のめえこ先生が言いました。
「みなさーん、きょうの宿題は”だっこ”です。お家の人にだっこしてもらってきてください」
それを聞いていた、うさぎの子も、タヌキの子も、キツネの子も、ネコの子も、もちろんもぐらのもぐぐんも、みーんな「えー」とか「やだー」とか、「はずかしー」とか言って、くすくす笑っています。
でも、みんなの前でははずかしそうに「やだ~」って言っていたもぐらのもぐぐんでしたが・・・・なんだか、うれしそうにおうちに走って帰るのです。
ほんとにうれしそうに、息を切らして帰ってきたもぐぐん。
だっこの宿題がたのしみなもぐぐんは、帰ってきて大きい声で第一声。
「ただいまー!おかあさーん!!!!」
と言ってしまします(*^^*)
すかさず、家のおくで、生まれたばかりの赤ちゃんを寝かしつけていたお母さんに、
「しっ!しずかに!」
と言われてしまいます・・・・・・・
(子育て中には、このシチュエーションよくありますよね・・・・・涙)
今日の宿題が「だっこ」なんだよ~って、ただ、ただ、お母さんに伝えたいもぐくんなんですが・・・・・
あかちゃんのお世話で忙しい、もぐくんのおかあさんは、もぐくんが「あの~」と伝えようとするたび、「おやつはテーブルの上にあるわよ~」とか、「宿題、はやくしなさいね」とか、「買い物行ってくるからお留守番おねがいね」・・・・・・などと、もぐぐんの話をさえぎってしまいます。
とうとう、もぐぐんは、
「おかあさんたら・・あかちゃんのことばっかり。きっとぼくのことなんか・・・」
と、伝えることをあきらめてしまいます。
そして、夕食の時間。
おじいちゃん、おばあちゃん、おかあさん、おとうさん、あかちゃん、もぐくんで夕ご飯を食べていると、元気のないもぐくんに、おばあちゃんがたずねます。
「宿題おわったのかい?今日はなんの宿題なの?」
すると、もぐぐんは、やっと伝えられます。
「だっこ!」
それを聞いた、もぐくんファミリーは、「そりゃーいい!早く宿題をやりましょう!」と言って、家族全員で宿題を手伝うのです。
お母さんには、ぎゅっとだっこしてもらいながら、もぐがあかちゃんの時によく歌っていた歌を歌ってもらいました。
お父さんは、力づよーくぎゅーっともぐを抱きしめました。もぐが「いたいよ~(笑)」といっても、おとうさんは何度も何度もぎゅーっとしてくれました。
おばあちゃんも、「わたしにも宿題を手伝わせておくれ」といって、もぐを優しくぎゅっとだっこしてくれて、もぐの耳元で「また、抱っこの宿題がでるといいね(*^^*)」とそっと言ってくれるのです。
次の日の朝、「だっこ」の宿題をやってきた、小学校のお友達は、どの子もみーんな、とってもとっても元気で、笑顔があふれていました♪というお話。
我が家では、夜の読み聞かせで、この絵本を読み終えて、「おしまい」と言ったあとに、長女、次女の順番で、子供たちをぎゅーっと抱きしめるのが、恒例となっています(笑)。
普段、はずかしがりやのもうすぐ二年生の長女も、この本を読み終えた時は、素直に、とびっきりの笑顔で、ぎゅーっとしてくれます(*^^*)
そして、そのあとは、み~んな幸せな気分にになって寝れちゃいます。
そんな、大切な時間をつくってくれる、大事な絵本のひとつです。
そして、私にとっては、この本を読むたびに、「長女の気持ち」、「次女の気持ち」をそれぞれに大切に考え、日々の生活の中で軽んじてしまわないように、忘れないようにしないといけないなぁと思い出させてくれる、育児バイブルでもあります(笑)
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