いいからいいから

  • 2019年12月4日
  • 2019年12月20日
  • 絵本

今日、紹介したいのは、絵本「いいから いいから」です。
こちらは、長谷川善史さんの絵本です。


うちでは、こども達が寝る時に、毎日かならず絵本を読みます。というか。。。読まないと寝てくれません(笑)
そんな習慣のおかげで、毎日いろんな絵本との出会いがあります。

こども達の寝かしつけにと思って読んでいても、その夜の絵本とのご縁によっては、読んでいる私の方が、涙がぼろぼろ流れてきて物語の先を読めなかったり(泣きすぎて子供たちにひかれることもありました笑)、みんなでゲラゲラ大爆笑したり、すごいねと感心したり、えっ!私、初めて聞いたけど(驚)って勉強になったりと、絵本とはいえなかなかあなどれません。
最初は、「読んでぇ~読んでぇ~」といわれ、義務感だけで読み始めた絵本も(笑)、いまでは、今日はいったい、どんな絵本を学校やこども園から借りてきたのかな?と、いつしか楽しみに変わってきました。

この本と出会ったのは、長女がまだ子ども園の年中さんか、年長さんの時だったかな?表紙には、人の好さそうなおじいさんの顔の絵と、「いいから いいから」というお題。

本を読み始める時に、私がいつもと同じように普通に「いいからいいから」と読むと、長女がすかさず、「いいから~、いいからぁ~」と独特の音階とフレーズで読み直してくれました(笑)。
きっと、園の先生がそういう風によんでくださったんでしょうね(*^^*)

(以下からは、本の内容にふれます。)

この絵本の主人公は、おじいさん。そのおじいさんの孫と、その子のお母さんとお父さんと一緒に暮らしています。
ある日、お家にかみなりの親子がきます(目的は、もちろん(笑)おじいちゃんと、孫のおへそです)
でもおじいちゃんは言います、「いいから、いいから」。
そんな感じで、、、終始かみなり親子に親切におもてなしをして、帰ってもらうのですが、気が付くと、ふたりのおへそがとられっちゃってます(笑)(やっぱりです(*^^*))
それに気が付き焦る孫、半泣きです(涙)、そんな孫の横でおじいちゃんが言います。「まぁ、いいから、いいから」全開の笑顔です(笑)

その後、かみなりさん親子から手紙が届き、おへそは無事に帰ってきます。おじいちゃんはゆっくりとていねいに、孫のおなかにおへそをつけてあげます。孫は大喜びです、喜びすぎて、テンションの上がった孫は、おじいちゃんのおなかにおへそをつけてあげようとして。。。。つけてあげようとしたんですが、つるっとすべっておへそを、おじいちゃんのおなかじゃなくて、おでこにつけちゃいます(笑)
………….おじいちゃんは言います。「いいから、いいから。まっ、これもなかなかいいもんじゃ」

この絵本を読んだ時、「いいから、いいから」のフレーズがなんか、すごい心に響いちゃいまして、きっと、そういう「いいから、いいから」的な心?感情?が私の中になかったからなんでしょうね(笑)
なんか、その頃はね、小さいことから、大きいことまで、こどもに怒ってたような気が。。。。。。。
そんなことに、気づいた、いや気づかされた絵本でした(*^^*)

ちなみに、この絵本「いいからいいから」は、シリーズになってまして、続編ももちろん面白いです。

個人的には、お家に貧乏神がやってきて、パパの会社が倒産したり、ママがお財布落としたりする、それでも、おじいちゃんの「いいから、いいから。」パワー?が炸裂する「いいからいいから③」が大好きです(*^^*)